ティーインストラクター
ティーインストラクターとは、紅茶をおいしくいれる方法や、紅茶の文化、製造法、紅茶をいただくときのマナー、紅茶を中心としたパーティーの開き方などの知識を伝える専門家です。
日本紅茶協会が主催する養成研修を1年間受講し、規定の単位を履修した後に、資格認定試験に合格することが必要です。
ティーインストラクターの試験は3級(ジュニア)、2級(シニア)、1級(マスター)の3段階に分かれており、2級以上の試験を受験するには実務経験が必要です。
紅茶を扱う商社、専門店などの商品企画や販売の仕事をする人にとって、ティーインストラクターの知識は必須といえるでしょう。
また、自宅で紅茶教室を開いたり、ティーショップを開くなど独自に資格を生かしている人も多いようです。2級以上の資格を取得すれば、日本紅茶協会が主催する資格認定に関わる講座の講師を勤めることもできます。
印章彫刻技能士
印章彫刻技能士は、中央職業能力開発協会が試験をおこなう国家資格です。印章とは実印、銀行印、認め印、角印、割印などといった印鑑のことです(個人用、企業用とも)。これら日常的に使用する印鑑を製作するための技術を認定し、その合格者には印章彫刻技能士の称号を付与します。
試験は木口彫刻作業、ゴム印彫刻作業に分かれ、それぞれ1級と2級があります。また、受験には実務経験など一定の要件があります。
印章業を営む会社が主な職場です。また、個人での開業もあります。
2級の受験には実務経験2年が必要です。1級は7年ですが、所定の養成機関や課程を修了した場合には、この期間を短縮できます。