ビル経営管理士
ビル経営管理士は、財団法人 日本ビルヂング経営センターが国土交通大臣登録証明事業として実施している資格試験です。ビル経営についての、企画・立案、賃貸営業、管理・運営までの、プロパティマネジメントとして必要な知識について試験し、合格者をエキスパートとして認定します。
この資格は、不動産特定共同事業法の「業務管理者」、総合不動産投資顧問業登録、金融商品取引法の「不動産関連特定投資運用業」登録と、他の資格や登録の要件にもなっています。
合格後、登録申請をすると、ビル経営管理士の称号が与えられます。登録の有効期限は5年間で、更新が必要となります。
不動産関係の企業、ビル経営に関わる部署をもつ企業が職場となります。登録には実務経験が必要なので、経験を積みながら取得を目指すか、合格ののち、関連業界に就職・転職するか、どちらかになるでしょう。なかには独立し、ビル管理会社を設立するケースもあるようです。
ビジネス能力検定
ビジネス能力検定(B検)は、社会人に必要な仕事の能力を客観的に評価する検定試験です。試験は1~3級の3段階となっています。3級はこれから社会人になる人や、新入社員に必要な基礎的能力を評価します。
2級は、入社2~3年目の中堅社員のレベルであり、一人前の職業人としての仕事の実践力を評価します。1級は入社5年目以上で、ビジネスリーダーとなれるマネジメント能力を評価します。
試験問題は企業の人事教育部門の実務家や、大学などで人材教育を研究する専門家が社会情勢や経済動向の変化を踏まえ、企業への調査結果を取り入れながら、いま、現場で求められている能力、スキルを中心に出題しています。
B検は、就職対策やキャリアアップの指標、あるいは専門学校・短大・大学や企業の新入社員教育におけるビジネス教育プログラムとしても活用されています。
平成7年、産学協同により生まれた検定試験で、これまでに70万人が出願し、42万人の合格者が社会で活躍しています。現在は、財団法人専修学校教育振興会が試験の実施と認定をおこない、文部科学省が後援をしています。