ドクターズクラーク

医師事務作業補助技能認定試験は、財団法人日本医療教育財団・社団法人全日本病院協会が主催する民間の試験で、合格者にはドクターズクラーク(R)の称号が付与されます。
この試験は、医療事務を補助する仕事をするために必要な知識や技術について出題されます。具体的には、診療録や医療文書の記載といった事務作業についての試験となります。

病院などの医療機関が主な勤務先となります。資格がなくても医師事務作業補助はできるほか、実務経験が重視される面もあり、この資格を取得しても必ず医療事務の仕事に就けるとは限りません。また新しい資格なので、これから認知と普及が広がっていくと見られています。

造園技能士

医療機関において診療報酬の請求などの事務をおこなうスペシャリストを認定する全国一斉統一試験です。試験は毎年2回、7月と12月におこなわれます。第1回から第32回までの試験の総受験者数は約26万人となっています。
現在、医療事務の資格には国家資格や公的資格はなく、さまざまな団体で試験を実施していますが、全て民間資格となります。多くの専門学校・短大の医療事務関連コースでは、この診療報酬請求事務能力認定試験または医療事務技能審査の合格をめざしています。

アンケート調査(第1回~第32回)によると、診療報酬請求事務能力認定試験の受験者の78.8%は、専門学校などで医療事務講座の受講経験があります。また、74.4%の受験者は実務経験がなく、資格取得後に医療機関などへの就職を考えているようです。

介護事務管理士技能認定

介護事務管理士技能認定は、技能認定振興協会が認定する民間資格です。介護サービス事業をおこなううえで発生する、介護報酬を請求するためのスキルを試験します。正確に診療報酬を計算し、介護事業を事務面からサポートする仕事です。

具体的には、関連法規の知識、介護報酬計算の技能と知識のほか、これらの業務をおこなうために必要な介護サービスの専門知識について試験します。なお、30代の受験者がもっとも多く、次いで40代、20代という順番になっています。

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