公認会計士という資格

公認会計士という資格は、監査業務が行なえる唯一の国家資格です。公認会計士の試験は年に1回実施され、短答式試験と論文式試験の2つの試験に合格しなければなりません。
短答式試験では、財務会計論・管理会計論・監査論・企業法などから出題されます。
論文式試験では、会計学・監査論・企業法・租税法・選択科目(経営学 経済学 民法 統計学のうち1科目)が出題されます。
出題範囲は広く、より多くの知識が求められることとなります。短答式試験に合格すると次の論文式試験を受験することが可能となります。
短答式試験は4科目・論文式試験は5科目となり、短答式試験に合格して2年間は免除が受けられるようになりました。
独学で勉強し合格することも可能ですが、スクールなどに通うというのも合格への近道のようです。合格率はとても低いという訳ではありませんが、かなりの難関でもあります。

米国公認会計士

米国公認会計士というのは、その名の通り米国における公認会計士の公的資格です。様々な国からの受験者も多く、国際的には最もメジャーな会計士資格であると言えるのではないでしょうか。
試験はコンピューター上で受験し、全米各州のテストセンターで年に4回まで受験することが可能です。
4科目の試験がありますが、一度に全ての科目に合格する必要はありません。一科目ずつ合格していけばよいのですが、試験は当然英語で出題されます。ですから問題を読み解く英語力など、かなりの英語の力が必要とされます。

難易度は日本の公認会計士ほどではありませんが、かなりの難関であると言えるでしょう。
米国での公認会計士資格は各州ごとに取得・登録されるので、州外での会計士業務を行なうことは出来ません。
日本から米国の公認会計士試験を受験することは可能ですが、事前に大学などで会計やビジネス関連科目などを学んでおく必要があります。
その大学によって所要単位数が大学で取得していること、取得見込みであるということが受験資格にも繋がっていきます。

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